皮下免疫療法の 危険性・デメリット【実体験】
最終更新日: 2022 年 1 月 12 日
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スギ花粉症・ダニアレルギーを治療する「皮下免疫療法の危険性・デメリット」を 実体験を基に解説。注射の解決策:痛みを感じない注射針, 通院回数・期間は「入院」で短縮できる など。
前回『【実体験】5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第7話』の記事はこちらから
こんにちは。運営局のAka(アカ)です ^^
こんにちは ^^
運営局のHana*(ハナ)です。
今回のコラムでは、わたし「Aka」の実体験コラム『5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第七話 ~ 皮下免疫療法の危険性・デメリット』をお送りします。
わたしの実体験がアレルギー性鼻炎の人や、アレルギー性鼻炎の子供を持つ親御さんに、有用で役立つコラムとして届いてくれたら嬉しいです ^^
それでは、早速はじめようか ^^
どうぞ気楽にご覧ください♪
【実体験】皮下免疫療法の危険性・デメリット ~ 5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第七話
今回は 「皮下免疫療法」の 危険性・デメリットを 実体験を基に解説します
それじゃ、Aka。
前回までのあらすじを ^^了解 ^^
第六話では、これから「皮下免疫療法」の治療を受ける人、または、受けようかなと検討している人に向けて、「皮下免疫療法を検討する上での有用な情報」を整理してお話したわ。
有用な情報は整理すると次の5つ。
- 「皮下免疫療法」の料金・費用はいくらか?
- 「皮下免疫療法」に効果はあるのか?
- 「皮下免疫療法」にかかる期間はどれくらいか?
- 「皮下免疫療法」を選択するメリットは?
- 「皮下免疫療法」の危険性・デメリットは?
このうち、4つまでを解説した、というのが第六話のあらすじかな。
今回の第七話では、「皮下免疫療法」での治療を検討している患者さんにとって関連性が高い 有用な情報の5つ目として、「皮下免疫療法」の危険性・デメリットについて解説していくわね。
「危険性」とはあるけれども、
「皮下免疫療法 危険性」
「皮下免疫療法 デメリット」
「皮下免疫療法 副反応」
「皮下免疫療法 副作用」
「皮下免疫療法 リスク」
といった検索ワードでたどり着いたユーザーの方が安心できるように、
現在のGoogleの検索結果の表示では足りていない「嘘」はなく「事実」を根拠にした、わかりやすくカジュアルな(気楽に楽しめる)、独自性のある解説コラムとしているので、どうぞ気楽に楽しんでいただけたら幸いです ^^
危険性・デメリット1. 「注射」
さて、序論(まえがき)はこの辺にして、「皮下免疫療法」での治療を検討している患者さんにとって関連性が高い 有用な情報の5つ目を解説するわね。
「皮下免疫療法」の危険性・デメリットは?
の疑問についてよ。
「皮下免疫療法」の危険性・デメリットのまず一つは、やっぱり「注射」による治療が前提となることね。
注射を好きな人は、なかなか多くはないと思うの。
Hana*は注射に対して苦手意識はある?
あたりまえよ。苦笑
でも、最近は「注射」も進歩してて、痛みを感じない注射針とかもあるんでしょう?
解決案: 痛みを感じない注射針
「ナノパスニードル」 のことね。
そもそも、「痛みを感じない注射針は実現可能」という発想は、インセクトテクノロジー(昆虫工学)に基づいてるの。
わたしたちが「蚊」に刺されたときは、痛みを感じないでしょう?
そこでインセクトテクノロジーの研究者は「蚊の針ほどの注射針であれば、痛みを感じない注射針は実現可能」と仮説したの。
因みに、蚊の針の直径は「80マイクロメートル」。
ミリメートル単位であらわすと「0.08ミリメートル」ね。
「0.08ミリメートル」の注射針って、針孔(はりのあな)をもはや肉眼で捉えるのは難しいのでは…。苦笑
ふふふ ^^ 確かにそうね。
因みに、「0.08ミリメートル」は髪の毛1本分程度の直径よ。
工業的にその細さの注射針が実現できるかは筆舌に屈する程に次元が違うわ。
だけれど、テルモ株式会社の「ナノパスニードル」はそれに肉薄した。
なんと、「0.2ミリメートル」の注射針「ナノパス33」の開発に成功したの。
しかも、驚くことに「ナノパス33」の市場販売に成功したのは今から15年も前、2005年の事よ。
開発期間は、10年以上を費やしているといわれているわ。
更に、7年後の2012年には直径「0.18ミリメートル」の「ナノパス34」の開発に成功。
「0.18ミリメートル」という、ほぼ髪の毛2本分の直径に近い注射針の針孔は、Hana*の言う通り肉眼で捉えるのは難しいかもね。
また、この「ナノパスニードル」は2005年の市場販売から2015年の10年間で、累計10億本が販売されているわ。
因みに、2005年度のグッドデザイン賞にて、iPodを抑えて大賞に選出されているそうよ。笑
iPodを抑えての大賞…!
すごすぎじゃん。笑
痛くない注射って、ドラえもんの世界レベルの話だと思ってたけど、既に実用化されているんだね。
あ、でも、あたし最近、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン摂取を受けたのだけれど、結構痛かったよ?
おそらく、自治体にもよるのだけど、新型コロナウイルスウイルスのワクチン接種に使われている注射針は「ナノパスニードル(ナノパス34)」ではないケースもあるようね。
それに、蚊の口針が0.08ミリメートルだから、限りなく肉薄しているとはいっても、ナノパス34の直径は0.18ミリメートル。
痛みを全く感じない訳ではないと思う。
「ナノパスニードル」の利用先は、糖尿病の治療で使う「インスリン注射」が代表的かしら。
インスリン注射は、患者さん自身が打つこともあるから、注射への苦痛や恐怖感を和らげる作用としても有用で、需要が高いみたい。
他には、「麻酔針」としても需要があるそうよ。
また、「動物病院」でも使われているようね。
なんだー。ちょっと残念。苦笑
ふふふ ^^
ま、何がいいたいかと言うと、「ナノパスニードル」の例のように注射針も日々進歩しているということよ。
「皮下免疫療法」の治療が注射を前提としたものであるからといって、注射に強い苦手意識があるわけでもないのであれば、あまりデメリットとして固執する必要はないかもしれないわよ。
そして、苦手意識があるのであれば、今回のHana*とわたしのように、最新の医療ではどうなっているのだろう? と調べなおして、苦手意識を修正できないか試みてみることが、有用なの。
それから、最新の情報を調べたり、意識を修正した上で、更に気になる事があれば「気楽に、遠慮し過ぎず」お医者様にも相談したり尋ねたりする事も実践的で、有用だと思うわ。
危険性・デメリット2. 「副反応」
さて、「皮下免疫療法」の危険性・デメリットのお話に戻るわね。
危険性・デメリットの2つ目は、「喘息、蕁麻疹が起こる可能性」があるという事よ。
注射回数が1,000~5,000回あたり1回程度という相当に低い確率ではあるものの、「喘息、蕁麻疹が起こる可能性」が副反応のリスクとしてあげられているわ。
それから、注射した部位への腫れや疼痛も副反応としてあげられるわね。
これらのような副反応のリスクがあるから、「皮下免疫療法」は専門の医療機関(例えば耳鼻咽喉科)に通院しての注射が原則となっているのね。
ただ、仮に「喘息、蕁麻疹」が副反応として発生したとしても、1時間程度で回復し、その後の後遺症もないという事よ。
予備知識. 「副反応」と「副作用」の違い
ねー、Aka。
ちょっと話の腰を折って申し訳ないのだけど、
「副反応」と「副作用」って違うものなの?
なるほど、「副反応」と「副作用」の違いね ^^
新型コロナウイルスのワクチン接種で「副反応」っていう言葉が一気に一般にも認知されたわね。
簡単に解説するわね。
「副反応(ふくはんのう)」は、「免疫」が体内でつくられる過程で、身体に起こる好ましくない反応の事よ。
副反応には、代表的なもので「接種部の腫れ、発熱」があり、怖いものだと「脳への炎症」などがあるわ。
また、副反応が発生するか否かと、副反応が強く表れるか否かという程度には、個人差がある。
仔細はともかく、「副反応」と「副作用」の違いとして、端的に理解するのであれば「副反応=免疫を確保する過程で起こった身体の良くない反応」と理解しておくのが良いわね。
つまり、「副反応」は「免疫」とセットのワードなの。
対して「副作用(ふくさよう)」は、「薬」とセットのワードね。
「薬」には、とある病気に対しての治療や症状の緩和に有効な「主作用(しゅさよう)」という働きと、治療や症状の緩和とは無関係に身体に好ましくない影響を及ぼす「副作用(ふくさよう)」という働きがあるわ。
「副作用」を「副反応」と区別して、端的に理解するのであれば「副作用=ある薬が、主目的(治療や症状の緩和)と無関係に、身体に良くない影響を及ぼしてしまう働き」と理解しておくのが良いわね。
因みに、化学的には、「薬」と「毒」とは同じ成分なの。
とある病気の治療や症状の緩和を目的に、主作用を強め、副作用を弱める配合や精製をする専門分野が、製薬メーカーや薬剤師という職種ね。
なるほどー…。
「副反応」は「免疫」と関連性が高い。
「副作用」は「薬」と関連性が高い。
と覚えればよいんだね ^^
理解できたよ!
危険性・デメリット3. 「通院回数が多い」
ふふふ ^^
さて、「皮下免疫療法」の危険性・デメリットのお話に戻るわね。
他に、危険性・デメリットとして挙げられるのは、やっぱり「通院が面倒」ということかしらね。
同じ体質改善療法(アレルゲン免疫療法とも呼ぶ)である「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」は、「皮下免疫療法」の治療方法となる「注射」とは違って、患者さん自身で舌の裏に薬を投薬するという治療方法なの。
だから、「舌下免疫療法」は、入院も通院も原則ないというメリットがあるわ。
対して、「皮下免疫療法」は、耳鼻科に通院しての注射が治療の前提となるから、「定期的な通院が難しい人」「通院なしに自宅で治療したい人」には向かないかもね。
ただ、「皮下免疫療法」の通院回数は、4~5ヶ月の間、週1回程度の通院から初めて、その後は、2週に1回、3週に1回、1カ月に1回、1カ月半に1回、2カ月に1回といった具合に、通院までのスパン(間隔)が開いてくるから、最初の4~5ヶ月を乗り切れれば、後が楽になるわよ。
因みに、この4~5ヶ月は「皮下免疫療法を入院を利用して集中的に受ける」ことで短縮できるわ。
期間の話をすると、わたしの実体験では、「1週間弱の入院 + 月1~2回の通院」を約1年…、といった具合に通院回数を大幅に省けたわ。
通院回数を省いた事で「治療の効果」が出なかったという事ももちろんなく、期間を通算して半年~1年程度で既に、アレルギー性鼻炎の症状は治療前と比べ、大幅に改善されたわ。
まあ…、正直な話をすれば、症状が治まったのをきっかけに、途中から面倒になって病院に行かなくなってしまったのだけれど…。苦笑
本来であれば、3~5年は通院を継続する必要があるようね。
このように、
・通院が面倒
・通院回数が多い
・治療が長丁場になる
という3つが、皮下免疫療法のデメリットとして追加して挙げられるのではないかしら。
さて、そろそろ時間(原稿)もおしているし、この辺で締めくくるわね。
今回は、「皮下免疫療法」の危険性・デメリットは?
の疑問に対して、わたしの実体験を交えてお話しました。
「皮下免疫療法」の危険性・デメリットには、次のようなものがあります。
- 注射
- 副反応
※ただし、後遺症はないとされている - 通院が面倒
- 通院回数が多い
- 治療が長丁場になる
人によっては気にならないものもあるでしょうし、その逆もあるのではないでしょうか。
また、わたしの実体験として補足すれば「通院の回数」と「通院の期間」については、入院を利用しての集中治療で短縮が可能です。
このコラムが、これから「皮下免疫療法」の治療を受ける人、または、受けようかなと検討している人に、有用なお役立ち情報として届いてくれたら嬉しいです ^^
それでは、次回も気楽にご覧ください♪
本日も最後までご覧いただきありがとうございました ^^
次回『【実体験】5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第8話』に続きます
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