皮下免疫療法の 疑問を解説【実体験】
最終更新日: 2022 年 1 月 12 日
閲覧数: 1220pv
花粉症・ハウスダストに効果のある「皮下免疫療法」の疑問を 実体験を基に解説。アレルゲン物質を注射して大丈夫? どうして入院が必要なの? など。
前回『【実体験】5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第2話』の記事はこちらから
こんにちは。運営局のAka(アカ)です ^^
こんにちは ^^
運営局のHana*(ハナ)です。
今回のコラムでは、わたし「Aka」の実体験コラム『5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第三話』をお送りします。
わたしの実体験がアレルギー性鼻炎の人や、アレルギー性鼻炎の子供を持つ親御さんに、有用で役立つコラムとして届いたら幸いです。
それでは、早速はじめようか ^^
どうぞ気楽にご覧ください♪
【実体験】皮下免疫療法 ~ 5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第三話
第二話の振り返り ~ 皮下免疫療法とは 「アレルゲン物質」を注射して免疫を作る治療法
前回までのあらすじをさくっとよろしく。
前回の『第二話』では、「皮下免疫療法(ひかめんえきりょうほう)」と「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」という2つの「体質改善の治療法」について、実体験を基にしながら紹介したわ。
今回のコラムでは、わたしが実際に経験した「皮下免疫療法」について、自身の治療経験を回想しながら詳しく深堀していくわね。
なお、「舌下免疫療法」についてはまた別の機会に詳しくお話します ^^
前回の振り返りになるけれど、
「皮下免疫療法」っていうのは、アレルギー反応の原因となる「アレルゲン物質」を意図的に身体に注射して、体内にアレルギーへの耐性(免疫)を作る治療法だったね。
その通り。
わたしが「皮下免疫療法」を受けたのは約10年前で、その時わたしは中学1年生か2年生だったかしら…。
どうして「皮下免疫療法」を受けることになったのか、その詳しい経緯は、また別の機会にゆっくりお話しするけれど、
当時のわたしは「アレルギー性鼻炎」の合併症から「中耳炎」「気管支炎」の兆候まで表れていたというヤバい状態だったの。
そこで、母の一存で「大病院での皮下免疫療法」を受けることになったわ。
実体験. アレルギー性鼻炎を放置したら「入院」の一大事に
大病院で…。
なんかすごい大ごとだね…。
そうね。苦笑
ただのアレルギー性鼻炎が入院するまでの「大ごと」になるとは、わたしも母も思ってなかったから、びっくりしたわ。
友達に「アレルギー性鼻炎で入院することになった」と話しても、「鼻炎=入院」というイメージがないものだからジョークだと思われたもの。
アレルギー性鼻炎は、放置しておくと耳や気管支の「合併症」になったり、治療に「入院」まで必要となったりする怖い病気なのよ。
この情報は、アレルギー性鼻炎は「対した事のない軽い病気」とか「怖い病気ではない」とイメージしている人にとっては正しいイメージを持つ上で有用だから覚えておいてね。
うん。有用だね。
これまでの第一話、第二話のコラムでアレルギー性鼻炎に対して持つイメージがかなり変わったよ。
やっぱりどんな病気も放置はいけないんだねー…。
そうね ^^
さて、「皮下免疫療法」の話に戻るけど、話を続ける前に、アレルギー性鼻炎について、予備知識として少し解説するわね。
《予備知識》Q.アレルギー性鼻炎とは? → A.免疫システムの過剰反応で「自律神経が乱れる」鼻炎
「アレルギー性鼻炎」とは、身体で起こるアレルギー反応を原因とした「鼻炎」の総称のことよ。
「花粉症」や「猫アレルギー」などもアレルギー性鼻炎の一種ね。
アレルギー反応は、体内に「アレルゲン物質(抗原とも呼ぶ)」が取り込まれる事で、体内の免疫システムが過剰に反応し、自律神経が乱れることをいうの。
自律神経が乱れると「身体の炎症」「くしゃみ」「過剰な鼻水」などの、身体への辛さ・悪影響が、症状として現れてくる。
つまり、身体に入った「アレルゲン物質」が、体内の免疫システムをガチャつかせて(おかしくさせて)起こる「鼻炎」の事を、アレルギー性鼻炎と呼んでるんだね。
皮下免疫療法の疑問を解説 ~ Q.「アレルゲン物質」を身体に注射して大丈夫なの? → A.「量」がポイント
その通り。
そして「皮下免疫療法」の解説だけれど、「皮下免疫療法」は、その「アレルゲン物質」を意図的に体内に注射する事で行う治療法なの。
「アレルゲン物質」を意図的に取り込む…。
それさ…ほんとに大丈夫なのかね。
そんなことしたら、余計にアレルギー反応がひどくなりそうな気がするんだけれど…。
そんな感じするよね。苦笑
わたしもその治療法を聞いたときは、「え? 理屈がわかんないんだけど」って思ったからね。
「皮下免疫療法」での治療の理屈を解説すると、まず「アレルゲン物質の取り込む量」を加減するのが1つのポイントみたい。
適正に加減したアレルゲン物質を少しづつ体内に取り込む理屈を、わかりやすく言えば「身体を、アレルゲン物質に慣れさせる」ことを目的としてるの。
ポイント2. 皮下免疫療法では「抗ヒスタミン薬」が投与される
また、ポイントのもう一つとして「抗ヒスタミン薬」という薬も併せて投与されるわ。
この「抗ヒスタミン薬」は、アレルギー反応を身体に伝達する「ヒスタミン」という伝達物質の働きを抑える効果があるの。
わかりやすく言えば「アレルギーの辛い症状を緩和する薬も併せて使われる」ということね。
《事例から読み解く》Q.なぜ入院が必要か? → A.新しいアレルギー疾患を 併発させないよう 守る為
最後に、ポイントの3つめとして、「食事」と「生活環境」も病院側でモニタ(管理監督)されるわ。
ご存じの通り、「食事」を原因として起こるアレルギーは超多いの。
この食物アレルギー、実はあまり知られていない有用な特性があって…。
食物とは無関係のアレルギー疾患を持つ子供が、その疾患をわずらう前までは、食べても無害だった食品に対して、疾患後、新たに食物アレルギーを発症してしまうという事があるの。
代表的な事例では「ラテックス(ゴム)アレルギーをわずらった子供が、オレンジを食べると、オレンジアレルギーを併発する」といった事がある。
この「子供が食物外アレルギーになったら、それまで無害だった食品に対しても食物アレルギーを発症するかもしれない」という視点は、子を持つ親御さんに限らず、子供を見守るわたしたち大人すべてに有用だから覚えておいてね。
なるほど…!
「皮下免疫療法」では、投与するアレルゲン物質が原因で子供に新しいアレルギー疾患を併発させないよう「食事」と「環境(ラテックス、ハウスダストなどの抗原に不用意にさらされないよう)」を病院側でモニタ(管理監督)する必要があるんだね。
だから、入院が必要なんだね。
その通り ^^
わたしが「皮下免疫療法」を受けた当時は10年前の事で、しかも子供だし、症状も重かったしで「市内一番の大病院」にかかるしかなかったけれど、要は「入院設備」がある病院なら、いわゆる「大病院」「総合病院」でなくても「皮下免疫療法」の治療が受けられるところもあると思うわ。
当サイトでも、「皮下免疫療法」を受けられる病院を紹介していくので楽しみにしていてね。
うん、早く紹介していきたいね ^^
さて、今回はこの辺で一旦締めようか。
次回は、「皮下免疫療法」での入院って具体的にはどんなことをされるのか、するのか、そんな話も聞きたいなー。
そうね ^^
次の第四話では、「皮下免疫療法」の具体的な治療経過について詳しく、わたしの実体験を基にお話していくわね。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました ^^
続き『【実体験】5年続いたアレルギー性鼻炎が体質改善で治るまで・第4話』の記事はこちらから
スポンサーリンク